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介護福祉士は介護職における唯一の国家資格であり、取得することで転職活動を有利になることに加え、年収アップにもつながる資格です。
介護福祉士受験のためには介護現場における実務経験が求められますが、一定の条件を満たせば看護助手も国家試験に受験可能です。
本記事では、看護助手が介護福祉士の受験資格になるための条件や、資格取得のメリットについて詳しく解説していきます。
また、看護助手が介護福祉士を取得した後のキャリアについても、いくつか例を紹介しているので参考にしてください。


介護福祉士とは、介護を必要とする方に対して日常生活で必要な支援をする際の専門的な知識やスキルを有していることを証明する国家資格です。
介護に関する専門的な知識やスキルを新たな人材に教育する立場でもあり、介護業界の人材育成にもおいても重要な役割を持っています。
以下の見出しでは、介護福祉士になるために必要なことや介護福祉士国家試験の受験資格、看護助手との違いについて解説します。
介護福祉士を目指している方にとって必見の内容になっているので、ぜひご覧ください。
介護福祉士になるには、受験資格を満たした上で国家試験に合格し、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターに資格登録することで介護福祉士として働くことが可能です。
介護福祉士の国家試験は、毎年1月末に行われており、以下2つの条件を満たすことで合格できます。
また、2026年に行われる第38回の国家試験からは「パート合格制度」の導入が検討されており、試験の科目を複数年に分けて合格する場合でも、資格取得が可能になることが予想されます。
参照:厚生労働省「介護福祉士国家試験パート合格の導入に関する検討会」
介護福祉士になるために必要な受験資格を取得するルートは、主に以下の4つに分かれます。
看護助手から介護福祉士を目指す場合は、実務経験ルートに該当する方が多いでしょう。具体的には、看護助手として現場で実務経験(3年以上)を積みながら、介護福祉士実務者研修を修了しなければいけません。
介護福祉士と看護助手の違いについて、以下の表にまとめました。
| 項目 | 介護福祉士 | 看護助手 |
|---|---|---|
| 主な仕事内容 | 介護サービスを利用する方の日常生活全般の支援 | 看護師のサポート業務(患者への支援や医療器具の洗浄など) |
| 対象者 | 介護を必要とする高齢者や障害者 | 病院に入院している患者 |
| 働く場所 | 高齢者施設や障害者施設 | 病院やクリニックなどの医療機関 |
| 平均年収 | 4,010,200円 | 3,183,600円 |
介護福祉士と看護助手のもっとも大きな違いは、介護福祉士は介護現場の中心的存在としてチームを引っ張る役割があるのに対して、看護助手はあくまで看護師のサポート役であることです。
また国家資格である介護福祉士は、看護助手に比べると80万近く平均年収が高く、待遇面での差があることもわかります。

介護福祉士になるためには、介護の実務経験が必要ですが、看護助手の経験は仕事内容によって実務経験に該当しないケースもあります。
看護助手の経験が、実務経験に該当するかしないかは、以下のような仕事内容の違いによって異なります。
| 介護業務の仕事がメインの場合 | 実務経験に該当する |
|---|---|
| 環境整備の仕事がメインの場合 | 実務経験に該当しない |
津島武志(介護福祉士)看護助手から介護福祉士を目指そうと考えている方は、看護助手として働く職場の仕事内容を事前に確認しておくことが大切です。
それぞれの仕事内容について、より具体的な内容を見ていきましょう。
看護助手として働いていても、以下のような介護業務がメインであれば、介護福祉士の受験資格に必要な実務経験に該当します。
看護助手は基本的に看護師のサポート業務がメインで、看護師の指示によって仕事をしますが、上記のような介護業務を行っているのであれば実務経験になるので問題ありません。
参照:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「介護福祉士国家試験 受験資格」
実務経験に該当するかどうかについては、雇用形態は関係ありません。
たとえ、派遣社員やパートの方でも、仕事内容が介護業務メインであれば、介護福祉士国家試験に必要な実務経験に該当します。
ただし、実務経験3年といっても、以下の条件を満たす必要がある点に注意しましょう。
従事日数に関しては、少なくても週に3〜4日以上の出勤をしないと3年で実務経験を満たせない計算になります。
派遣社員やパート、正社員よりも勤務日数が少ない働き方をする場合は、3年で従事日数が540日を超えるかどうか確認しておきましょう。
看護助手として働いていても、以下のような環境整備がメインの場合は、介護福祉士国家試験に必要な実務経験に該当しない可能性があります。
介護業務がメインで、サブとして上記のような仕事をしている場合は問題ありません。
しかし、介護業務がほとんどなく環境整備がメインの場合は、職場に介護福祉士を受験しようと考えていることを伝えておいたほうがいいでしょう。



介護福祉士国家試験の受験に必要な実務経験証明書は職場が発行してくれるため、早めに仕事内容を確認して、介護福祉士国家試験の実務経験に該当しない場合は、転職を考えたほうがいいかもしれません。
これまでの内容をまとめると、看護助手から介護福祉士になるためには、以下2つの条件を満たす必要があります。
それぞれの条件について、より具体的な内容を解説します。
介護福祉士国家試験の受験を考えている方は、必要な条件を把握し、余裕を持って準備を進めましょう。
実務経験を積みながら介護福祉士国家試験を目指す方の多くは、実務者研修の資格を取得するのが一般的です。
実務者研修とは、さまざまな利用者に対応できる介護スキルを習得するための資格です。研修時間は450時間で、資格取得までにおよそ6ヶ月程度かかります。
介護福祉士の資格を取得するまでに研修を修了しなければいけないため、看護助手として働きながら資格取得を目指す場合は、早めに申し込んで余裕を持って研修を受講しましょう。
そのほか少数派ではありますが、実務者研修の修了以外にも、以下2つの研修を修了することで介護福祉士の国家試験を受けられます。
すでに上記の資格を取得している方は、実務者研修を受ける必要がないので、事前に確認しておきましょう。


無資格未経験から看護助手をはじめて介護福祉士を目指す場合は、実務者研修の終了だけでなく、介護業務の実務経験が3年以上必要です。
具体的には、以下2つの条件を満たす必要があります。
ただし看護助手の場合は、実務経験の業務内容に注意しましょう。
たとえ看護助手として働いていても、介護業務はなく医療器具の洗浄や清掃、書類整理などの仕事がメインの場合は、介護福祉士に必要な実務経験にカウントされない可能性があります。
看護助手が介護福祉士資格を取得すると、以下のようなメリットがあります。
それぞれの具体的な内容を見ていきましょう。
介護福祉士を目指す過程で、介護に関する以下のような専門スキルが身につきます。
また他の人に対して、自分は介護のスペシャリストであることの証明にもなるため、利用者やその家族、職場の仲間や上司などから信頼にもつながります。
看護助手としてより高いスキルを身につけたい方は、介護福祉士の資格取得がおすすめです。
看護助手が介護福祉士の資格を取得すると、まず基本給のベースアップにつながります。さらに、資格手当が出る職場であれば、年収アップが期待できます。
さらに、介護福祉士として介護職に転職すれば、さらなる収入アップの効果もあるでしょう。
派遣社員として看護助手の仕事をする場合、介護福祉士の資格を持っていることで時給がアップします。
では看護助手と介護福祉士では、具体的にどれくらいの収入に差があるのでしょうか。詳しい内容を見ていきましょう。


賃金構造基本統計調査によると、看護助手の平均年収は320万円ほどに対して、介護福祉士の平均年収は400万円ほどです。
やはり国家資格である介護福祉士の収入アップ効果は高く、およそ80万円も年収が上がります。
また、看護助手が介護福祉士として働くと、資格取得により、以下のような収入アップにつながります。
| 保有資格 | 平均月給 |
|---|---|
| 資格なし | 268,680円 |
| 介護職員初任者研修 | 300,240円 |
| 実務者研修 | 302,430円 |
| 介護福祉士 | 331,080円 |



看護助手の収入に不満がある場合は、介護福祉士の資格を取得したり、介護職として働ける職場へ転職したりするといいでしょう。


看護助手が介護福祉士の資格を取得すると、転職活動での採用率アップが期待できます。
職場としても、国家資格である介護福祉士を持っている方を採用したいと考えるのは当然です。さらに、看護助手から介護業界への転職をする際にも、介護福祉士の資格は大きな武器となります。
介護事業所の場合は、介護福祉士の資格保有者が多いと、介護報酬の加算率がアップするため会社としても介護福祉士を多く採用したいと思うでしょう。
介護福祉士の資格を持っていれば、転職時の年収交渉をしやすいといったメリットもあります。


介護福祉士の資格を取得することで、正社員になりやすというメリットがあります。
一方で資格がない場合は、採用されたとしても試用期間はパート契約になる可能性があるでしょう。
介護福祉士の資格を持っているということは、3年以上介護業務の経験があり、一定以上の知識やスキルがあると判断されます。



会社としても、介護福祉士の資格を持っていれば即戦力として働いてくれるだろうという期待を持てますし、資格取得のために努力する向上心も評価につながります。
雇用形態や給与面など、少しでもいい条件で採用してもらいのであれば、介護福祉士の資格取得は大きなプラス要素となるでしょう。


看護助手が介護福祉士を取得した後は、以下のようなキャリアがおすすめです。
それぞれのキャリアを築くための、具体的な方法について見ていきましょう。
看護助手の仕事が好きな方の場合は、そのまま看護助手を続けて専門性を高めるのがおすすめです。
専門性を高めながら、職場に長く貢献できれば、その分収入も上がっていくでしょうし、看護師から頼りになれる存在になれるでしょう。
また看護助手には、以下のような魅力があり、長く働くことでやりがいを感じられます。
看護助手としての働き方や待遇面に不満がない場合は、継続して働きながら看護助手という仕事を極めてみるのもいいでしょう。


看護助手として働き続け、介護福祉士を取得できたのであれば、リーダーを目指すのも魅力あるキャリアのひとつです。
以下のような方は看護助手のリーダーに向いているため、自分がリーダーできる不安な方は参考にしてください。
看護助手として看護師をサポートするだけでなく、看護助手の責任者として他職種と連携し、医療ケアの向上や患者の満足度アップを図りたいという思いがある方もリーダーとしての素質があります。
看護助手として長く働き続けたいという方は、リーダー職を目指すのもいいのではないでしょうか。
看護助手として患者さんに介護業務を行ってきた経験と、介護福祉士の資格取得までに身につけた専門スキルを武器に、介護職に転職するのもおすすめのキャリアと言えます。
医療機関がメインの看護助手から、高齢者介護がメインの介護職に転職することで、以下のようなメリットを得られるでしょう。
より介護福祉士の資格取得のメリットを活かしたいのであれば、看護助手よりも介護職としての働き方が合っているかもしれません。


介護福祉士の資格を取得したのであれば、その先のケアマネジャーを目指すのもいいでしょう。
ケアマネジャーは、介護サービスを利用する方のケアプランを作成し、日常生活に必要な支援を計画することで、一人ひとりの日常生活を支えていく役割を担っています。
ケアマネジャーになればキャリアの幅が広がるだけでなく、資格取得による収入アップの効果も期待できるでしょう。
ケアマネジャーは、毎年1回行われる介護支援専門員実務研修受講試験に合格後、実務研修を修了し登録申請をすることで資格を取得できます。
介護支援専門員実務研修受講試験は、介護福祉士の資格取得後に、5年間の介護に関する実務経験を積むことで受験可能になります。そのため、ケアマネジャーを目指す際はまずは介護福祉士としての経験を地道に積んでいきましょう。


そのほかにも、看護助手が介護福祉士の資格を取得することで、以下のようなキャリアプランを立てられます。
上記のような職種は、主に介護業界への転職によるキャリアの例です。
現場で介護業務をするよりも、施設全体の運営や職員のマネージメントに興味がある方は、管理職やエリアマネージャーなどの仕事がおすすめです。
キャリアアップは決して簡単ではありませんが、スキルアップしたい、経験を積みたい、収入を上げたいといった思いがあるのであれば、積極的に上位の職種に挑戦しましょう。


看護助手から介護福祉士になるには、実務者研修を修了した上で、3年以上の介護に関する実務経験が必要です。
看護助手が介護福祉士の資格を取得すれば、収入増加をはじめとしたキャリアアップにつながります。
介護福祉士の資格は、看護助手の主な活躍の場である医療業界から介護業界へ転職する際にも、採用に有利になりやすいといったメリットもあります。
看護助手としてのキャリアの幅を広げたい方や、今もよりも収入をアップさせたい方は、積極的に介護福祉士の資格取得に挑戦しましょう。




介護業界15年以上の現役介護福祉です。
様々な介護施設での業務を経験し、その中で「採用担当」等を担ってきた経験を活かし、医療・福祉業界に関する記事を執筆しています。
【保有資格】
・介護福祉士
・ケアマネジャー
・社会福祉士